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2019年1月16日 (水)

コツコツが勝つコツ

 12月14日からクリスマスにかけ、最後の大動脈瘤手術で10日間ほど入院した。

 今回はステントを入れるだけだったので、これまでに較べれば手術自体は大変なものではなく、これにて当方の大動脈はほぼ全て人工血管ということに相成った。

 入院しながらも国の予算関係の申請が4件(1件25枚として100枚!)。何省とは言わないが、1月11日締切分を幹事市町村→都道府県経由で(今どき)「郵送もしくは持ち込み」せよ、という。

 一見なんということもない指示のようだが、1月11日に「郵送もしくは持ち込み」でしかも二段階の自治体を通して出せということは・・・(カレンダーでご確認いただきたいのだが)都道府県への提出締切は1月4日や7日、市町村へのそれは年末仕事納めの12月28日までということにならざるを得ず。

 お上意識に腹を立てつつ、結果的には多くの関係者にクリスマス前後、徹夜同然の作業をお願いすることになってしまった。

 で、ようやく一段落ついたのが大晦日。

 久しぶりに腰落ちつけて紅白を観た。

 一番印象的だったのは、和田アキ子なきあとの歌唱力・ラス前枠をつとめたミーシャ。紳助なき後を今田や千原ジュニアがカバーしているのとは異なり「断然こっちの方がええやん!」と感じた人が多かったのではないかと思う。

 一方では「引退」した北島三郎や60歳を超えた桑田やユーミンが、今さら紅白ではしゃぐにのは引き際や人生終盤の闘いとしては何だかな、という感じだった。

 元旦の朝にNHKで放映された「熊野古道 神秘の旅」(ナレーションは黒木華)は実によかった。

 何度も同じことを言うが「紀伊山地の霊場と参詣道」の神髄は「神道・仏教・修験道の聖地が共存し、それらが古道によって結ばれ、現在も活動中である」点にある。ご利益は「蘇り」。これを平成が終わる新年にかけたのだろうが・・・同番組はそうした情報(日本人なら知っておくべき常識)を総括りにした力作で、NHKなかなかやるね!という感じだった。

 ついでに言えば、熊野は「男女・貧富・貴賤など問わず全ての人を受け入れてきた場所」でもある。続く番組の女性司会にはわざわざ「ベッキー」が起用されており・・・朝ドラ→有働アナの感想コメント で培われた「新技術」が完全に共有化されていることにも思わずニヤリとした。

 2日3日はもちろん箱根駅伝。

 当方の中学後輩が2名(中大2区と東海大6区)、末っ子が通う陸上部の高校卒業生からも東海大3区・青学大4区・明大5区・中大の2区8区に出走した。

 例えば中大2区の堀尾選手の家族は3年間、神戸の学校で7時過ぎから始まる朝練に出すために毎朝5時に子どもを30分離れた姫路駅まで送り続けた。青学4区で今回は残念ながらブレーキとなった岩見君はさらに遠く姫路の北、中国山地の鶴居という駅から3年間、始発電車で神戸の朝練に通い続けたという。

 一人一人の選手のそんなドラマに思いをはせ、それぞれの関係者がどんな思いでテレビを見ているんだろうと思うと・・・かなり胸にキュンときた。

 試合の方は東海大強し。3年に大量入部したエリート「以外の」選手が頑張ったのがポイントだ。早稲田は故障明けの2区・太田君の出来がよくなかったが、同じく故障明けで大快走した青学3区、東洋4区とはほんと紙一重の違いだったことだろう(でも来年は、東海大にはかなわんが青学とはいい勝負するかもよ?)。

 入院中ふくめた読書では「野中広務回顧録」とジャレド・ダイヤモンドの「銃・病原菌・鉄」がよかった。

 タイトルはそんな年末年始の中、芸能人駅伝というB級番組に出ていた森脇健司の言葉。

 さんざん色んなものを見た数日間だったが・・・本当に人生を変える情報は意外な所に転がっているものかも知れない。

 中学3000m全国ランキング928位!の末っ子(ちなみに今回の箱根でメンバー入りしたのは352名=16名×22校)はついに自分にも座右の銘ができた、この言葉を励みに今年は一生懸命練習したい、と力づよく語った(笑)。

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