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2018年7月 9日 (月)

色々あった一週間・・・だけど

 まさかなNEWSがてんこ盛りの一週間だった。

 (その1)ワールドカップ

 日本チームはよく頑張った。

 だけど・・・まさか2点差をあんなにあっさりひっくり返されるとは。

 イタリア紙は「あそこまで活躍していた2選手を終盤に交代させたことが敗因。監督の采配ミス」という分析だった。

 日本チームは確かによく頑張ったのだが・・・「ベスト16くらいで大騒ぎなんてどうよ?」とか含め、もっと色んな意見があっていい。

 (その2) 「潜伏キリシタン遺跡」の世界遺産登録

 皆が皆、禁教令にひれ伏す中で信仰を守った先人たち含め、関係各位の喜びいかばかりかと思っていた。

 だけどその矢先、大雨・台風がきて・・・琉球グスク今帰仁城跡(世界遺産)の石垣がまさかの崩壊。

 紀伊山地の霊場と参詣道に台風が来て熊野古道(世界遺産)が無茶苦茶になった際にも問題になったのだが・・・国の既存の支援策では十分に修復できない可能性もある(熊野古道の場合は「幅〇m以内は道路ではないから国交省は手出しできない」「文化庁の修復予算は200万円以上のものにしか使えない(=以外は地元のボランティアで維持)」など。

 国は世界遺産の数を「増やす」こと以上に、確実にまたできるだけ永続的にそれらを守って行ける仕組みづくりに注力すべきだ。

 

 (その3)西日本豪雨

 で、そんな話をしていたら・・・今度は西日本豪雨。

 お隣の神戸市灘区では山が崩れ、全国では200名近い人が犠牲になったものと思われる。

 当方自宅も山から30mなので・・・怖怖怖。

 子どもたちの期末テストも週明けまでまさかの延期。

 (その4)オウム真理教・麻原処刑

 EU諸国など、死刑制度廃止に踏み切る国が多数を占めるようになってきているご時世。

 メディアがそれをリアルタイム?で報道したことはあまりにも異質で残忍だった。

 だけど・・・首相と法務大臣、防衛大臣らが西日本豪雨のさなか、処刑前夜に笑顔のポア宴会をしていた事実が発覚。

  「国全体がオウム化している」というのは宮台氏の指摘だが。

 少なくとも霞が関・永田町特区は確かにオウム化してしまっている。

 ちなみに首相は翌日は二日酔い(15分会議し帰宅)。

 アウトやろこれは、さすがに。

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 (その5)文部科学局長子息の裏口入学

 何名かが指摘しているように、当方もこれは「氷山の一角」と見る。

 それにしても検察+法務省・・・リニア談合等の民間摘発→籠池長期拘留→籠池保釈→佐川不起訴→今回の摘発→オウムの大獄 と、この所「大活躍」。

 法務事務次官は「セットプレーの黒ちゃん」と呼ばれる人物で。

 首相批判封鎖のためのセットはもちろん籠池拘留と佐川不起訴。籠池保釈ももちろん佐川不起訴批判をかわすため。存在感や権力誇示ではリニアと籠池拘留。佐川不起訴を経てついた「検察不要」「民間いじめの悪代官」イメージを払拭するために、今回は文部科学局長を摘発。

 で、もりかけ終焉のためのまさかかつ渾身のセットプレーがオウム大量処分。

 息子を裏口入学させるための悪事が即刻厳罰なら、自身が昇進するために国会でウソをつき、文書改ざんを指示した佐川も当然有罪だろう。

 よほどの後ろ盾がないと、ここまでできる訳がない。

 だけど。

 麻原処刑にもしもう少し早い時期が選ばれていたとすれば、その後に千葉地震→高槻地震→西日本豪雨→二回目の千葉地震が連続していたことになり。

 ・・・麻原は第二の菅原道真に化けたか?

 (その6)タイの子どもたち

 そんな中の唯一の明るいNEWSが、洞窟で生存していたタイの子どもたち。

 チャンライ県には行ったことがあり、ラオス国境の町・メーサイでは両国人が時間制限つきで自由に行き来できる関門があったりするのだが。

 それにしてもこの子どもたちのたくましさやコーチの工夫はほんとすごい。

 だけど・・・これが日本なら、とっくに生きるのを諦めているか、ネット上が「そんな所にいくからだ」「コーチは責任とれ」「親はテレビになんか出てないでちゃんとしつけしろ」「迷惑かけたことを謝れ」といった話で溢れかえるだろう。

 辛坊さんも・・・タイに生まれればよかったのだ。

 日本では何を言っても全く説得力ないが・・・マイペンライ!

 (その7)歌丸師匠死去

 「笑点」。

 自分が小学生の頃からやっていたのを、今、45歳も年が離れた子どもが見ているのだから感慨深い。

 だけど。

 番組の転機、あるいは長寿化のきっかけとなったのは歌丸と、はるか以前にこの世を去った三遊亭小円遊との「罵りあい芸」と言われる。

 以降、同番組は出演者に「ボケ」「キザ」といったはっきりしたキャラづけをするようになり今日に至る。

 だけど・・・よく考えれば当時の小円遊はまだ40そこそこ。

 じいさんキャラの歌丸も当然若かった。

 そういえば三島由紀夫が亡くなったのも確か45歳だ。

 日本の重心がその後いかに高齢化し、今日に至るかがよく分かる。

 財務省の佐川・福田らに象徴される我らが世代はもちろん、亡くなる間際まで高座を務めようとした歌丸世代にも責任の一端はある。

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