« 2018年3月 | トップページ | 2018年5月 »

2018年4月27日 (金)

正恩が大きく見える

180427


 南北首脳の初会話

 「キミ本物だろうね?」

 「・・・まさか(笑)」

 いずれにせよ

 正恩>文在寅>>>>>>シンゾー

 という、力量の違いだけははっきりした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月23日 (月)

財務官僚の「ボケ」

 週刊新潮第二段を読んだ。
 国民は財務官僚らにつき
「勉強はできたか知らんけど馬鹿やなあ」
「組織としての対応が稚拙やなあ」
「セクハラ意識が低くて非常識やなあ」
で済ませてしまっている部分が
彼らなりの「ボケ」だいうことに気づかないといけないと思った。
 
  例えば

 「ホステスとの言葉遊びはしたことがある」
⇒ 一見迂闊で拙劣な自己弁護に見せかけ、
主目的はテープがガセでないと証明できるのか、
と相手を牽制


 「全部聞けばセクハラではない」
⇒クリアできるはずもない条件設定により
裁判長期化をほのめかし、さらなる暴発に保険


 「被害者は名乗り出て」
⇒できるもんならやって見ろ、
そんなことしたら必ず報復するからね、と
所属社の小心上司たちを静かに攻撃


 「関係弁護士への依頼」
⇒世間知らずの非常識対応に見せ、
主目的は名乗り出ることへののハードルを上げること




 前回ブログでも指摘したが、
そもそも福田氏が「週刊新潮を訴える」ことの狙い、
また首相らがそれを止めない理由は
<個人としての名誉云々(でんでん)は二の次で>
裁判により、その終結までの間、
政権への追撃をかわせるからだ。
 一方では、テレ朝会見があの時間になったのも
恐らく社内事情。
 政権や財務省に弓引くことへの反対者がいないはずはなく。
 他方では週刊新潮には「現場」の店の写真まで出ているので、
被害を訴えたのがどの社の誰かが分かるのは時間の問題だった。
 一見、他社にはなかなかできない正義の戦いを挑んだように見え、
内実は社員(やその上司)の(周到な???)「暴発」をうけ、
個人的保身や組織防衛上、
「攻め」に転じざるを得なくなったのかも知れない。


 案の定、財務省は「お話を伺いたい」との圧力をかけてきた。
 (全面戦争なら税務調査入れるぞ、みたいなメッセージ?)
 


 結局。
 悪いのは政治や官僚や財務省というのではなく、
「それらが明らかに私物化されている」ことではないか
という気がする。




 担当者や担当組織が
信頼に足るものだったのかどうか含め、
長い間、ベールにつつまれてきていた部分が可視化されつつあるのは、
大いに憂鬱だが、
知らされないままでいるよりはマシだったのかも知れない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年4月17日 (火)

阿吽散数値 - 新旧・官邸番の誤算

 世の中、「頭のいい人」とそうでない人がおり。

 「頭がいい人」はそれゆえ、そうでない人の行動を全く読み間違ってしまうことがある。自分同様に「頭がよくない他人」は、しばしば自身からは想像もつかないことをやらかすからである。

 以下、この間の攻防に関する、全く個人的な見立てを。

(1)佐川喚問をきっかけに、全てを「官僚のせい」にして森友問題を乗り切ろうとしていた官邸クン(経済産業省出身)。ここぞとばかりにライバル・財務省を攻めたてていると、志士1号と2号(NHK)の阿吽の呼吸により、決算文書改ざんや口裏合わせの情報が報道された。首相夫人の関与が明らかになればこれこそまさに明確な(←ボスの口癖)藪蛇であり、次なる手のための時間稼ぎをしようとした所・・・何たることか、ア〇ペ〇ガー傾向を噂される財務局長が全てをあっさりと白状してしまった(⇒この”即座の”自白が後に政権に大打撃を与える)。

(2)官邸クンは森友には喚問で、また加計問題には開校で一区切りをつけ、後はボス一族念願の憲法改正に邁進をと考えていた。だが、よりによって加計学園の入学式で、さんざん世話してやった元知事が「魔法による開校」と悪夢のような祝辞。予算成立と無事開校まで沈黙していた現・愛媛県知事は、改ざん口裏パッシングに加えこのことを、まさに明確な勝負所と感じ謀反(志士3号)。彼がもともと非自民出身だったことをマークしていなかったなら、ちょっと官邸クンにしては迂闊だった。

(3)こうなればなおさら「悪いのは官僚」の旗を降ろす訳にはいかない。ボスたちには「(ただのポーズでいいから)徹底的にウミを出すと強気で!」と振付けた。しかし、号令を口実に(昨今の政治や官僚の劣化に辟易していた)農水大臣が多分確信犯で知事に呼応(志士4号)。県からの文書が同省にも保存されていたことが分かり、前・官邸クン(この方も経済産業省ご出身)らがそれを「首相案件」として強引に推し進めたことがまさに明確になってしまった。

(4)まるでドミノ倒しのように、ないとされていた防衛庁の「非戦闘地域」での日報も見つかった。この日報隠しについてはそもそも、時点の官邸や大臣の指示を疑うべき筋だ(その意味では稲田大臣も志士だった?)が・・・バッシングが(官僚たたきの)想定を超え、国民の「文民統制への疑念」に及んでしまった点は誤算だった。またしても蛇が藪から現れて・・・ボス一族念願の9条改正に、今まさに明確な赤信号がともった。

(5)だが、それでもくじけないのが官邸クンである。ここはメディアの目先を変えるしかないと、返す刀で放送法に関しメディア社長に保険と圧をかける。が、国会で購買を勧めるほどの同志と思っていたナベツネらは(まさに明確に落ち目となった)ボスの足元を見、あるいは単に商売に差し障るという「低俗な理由」でこれに難色を示した。抑えられないと見た官邸クンは3匹目の蛇を恐れ急ぎ方針転換。だが結局、この日を境に事実上、「同盟各社」でのボス追及が解禁されてしまった。

 かすかに聞こえてくるのは「みんなオレくらい頭がよく主君に忠実なら」・・・という、官邸クンのため息である。

 阿吽の呼吸への期待はことごとく散り、官邸クンへの優秀さを示す評価数値(内閣支持率ともいう)が100点満点中30点台にまで下がってしまったのだ(以上略して表題のアウンサンスウチ)。

(6)そこにさらに追い打ちをかけ、報じられたのが財務次官のセクハラ疑惑である。だが、次官が「縛られる」のは官邸の落ち度ではなく、むしろ「官僚が悪い」また「打倒・財務省」といった彼の文脈に合う。しかも、「官僚の王」を目指すライバルだった財務次官はどのみち(1)での引責が避けられなかった身。「やってないが一連の騒動の責任を取る」という形(もちろん以降それなりの厚遇密約つき)で辞任させるのが常道だった。

 二兎を追う者一兎も得ず。ここで「官僚のせい」路線だけに特化し、首相らに財務省を「馬鹿野郎!」とでも大声で怒鳴るような振付けをしていれば、事態はもしかしたら少し好転したかも知れない。

 だが・・・「頭がいい」官邸クンはそこにもう一工夫を加えた。理由の1は拙速に過ぎた(1)のような失敗を何が何でも繰り返さない。2には財務次官だったライバルが今度は「志士5号」に変身し、前川氏らとタッグを組んで「悪いのは(官僚じゃなく)政治!」なんてやられたらたまったもんじゃない、からである。

 そこで出てきたアイデアは「責める大臣」と「突っ張る個人」という、阿吽の猿芝居である。これなら官邸や政権や大臣はウィン、「死に体」の次官もまあそれなりにウィンで、特に寝返りリスクはゼロになる。また、裁判に持ち込めばそれを理由に野党やメディア追及をかわせ、時間を稼げる。国民はどうせこの種のことはすぐ忘れるというのは、御用記者レイプ疑惑や「でんでん」画像抹消の際など見ても、まさに明確だ。

 「頭がいい」官邸クンは以外にも数値回復に向け打てる手を考え続けた。第1はトランプに(多額の対北経済援助をおみやげに)拉致問題解決ふくむ北朝鮮訪問の仲介依頼をすること。第2、それが空振りの場合はトランプのシリア攻撃を大絶賛し、北朝鮮を悪者にしておく方が米軍ふくむ皆に都合がいいことなども刷り込んで、米朝首脳会談の破談、ひいては北のミサイル実験再開の可能性を高めようとか???

 官邸クンは前・官邸クンへの取材攻勢や寝返り・口封じを兼ね、彼をトランプ訪問メンバーに加えた。彼がゲロるのはまさに明確に「セクハラ」とは比べ物にならないくらいやばい。加えて(財務官僚がミソをつけることは「悪いのは官僚」路線に沿ったものだが)、経済産業省関係者がそうなれば「優秀な」自分の評価に関わることをよく彼は知っていた。

(7)こうした対応が功を奏したか?・・・窮地の中でチラホラ聞こえ始めたのが支持率下げ止まり説である。

 そしてそこに「世界の首脳が頭を下げた」アマテラスの風が吹いた。

 なななんと・・・今は野党陣営にいる元・官邸クンが「地検リーク」をツイッターに載せるという大チョンボを犯したのだ。

(8)攻守逆転? ここぞとばかりに活躍したのは彼の古い友だちやなつかしい顔(渡辺喜美・山田宏)。「守秘義務違反」で大阪地検女性特捜部長(志士1号?)を攻撃っ!

(9)一部新聞社が「大阪地検、佐川立件ギブアップ」と報じる。

 (これが真実なら地検のまさに明確な自殺行為。少なくとも非人道的な籠池氏拘留は即刻やめるべきである)

 しかし一方では時すでに遅し。(1)(3)の自白内容や「首相案件」、また「文民統制への疑念」などがこの2週間強で国民全部に知れ渡ってしまっている。覆水盆に返るはずがないこともまた、まさに明確である。

(10)いずれにしましても・・・日本パッシングで東アジアや世界が動く中、トランプはレームダック化しつつある首相にどう接するか? 前・官邸クンは米国でこの重大な「首相案件」に臨んでいる。  ←今ココ

 僕は実は官邸クンやセクハラ次官と同い年なのだが・・・やはりできる奴らはやることのスケールが違う。

 果たして、国民全体の奉仕者として頑張ってるのかどうかは別にして。

 

 それにしても・・・昨夜、暇なので知人女性とラインで言葉遊びしたのだが、以来返信が全く来なくなったのは何故だろう???

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2018年3月 | トップページ | 2018年5月 »