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2009年1月23日 (金)

充実の放課後 

 ネット勉強会?「なごみサミット」を主宰しているパタゴン氏は、かの開成高校卒業の畏友である。子どもがいないのをいいことに毎週末、メンバーに華麗な東京の夜のグルメ日記が送られてくる。

 うらやましいぞ! といつも思っていたが、今週は姫路父母が交代で孫の面倒を見に来てくれたお陰で、久々にちょっとはなやかな放課後になった。

 そんな日々を、パタゴン氏風に振り返ってみる。

 17日(土)、三重県での仕事&用事を終え、子ども2人と合流して榊原温泉「湯元榊原館」泊。

 榊原温泉には過去に何度か来ており、湯質や交通の便(大阪から1時間強)がよいことは分かっていたものの、同館は初めて。

 幼児ぶくみの3名で3万円強の値段だったため、食事とかはあまり期待していなかったのだが。サービスも含めこれがなかなかのもの。お値打ちというか、ものすんごく満足いく週末となった。

 兵庫県関係者がこんなこと言うのはどうかだが、同じサービスを有馬や城崎に求めようとすれば、特に週末なら10万円近くはかかるのではないか。

 お値打ち価格で気分転換できる宿として、お薦めである。

 http://www.yumoto-sakaki.co.jp/

 19日(火)には、子どもの面倒を見てくれる人がいるのをいいことに、女房と三ノ宮・東門街の「鉄板焼 大西Ⅱ」へ。

 主人は法政大学で三段跳びをやっていた兵庫の2つ後輩で、かのランディ・バース始め、多くの外国人野球選手などなども訪れる店である。

 (小室哲哉の写真があったのには笑ったが・・・)

 この店には年末にも早大競走部・兵庫の忘年会でお世話になったのであるが、実は女房も「ああ見えて」元・陸上選手(100m12秒9とか)。

 アスリート系話に花が咲いた。

 2人して一番簡単なコースとはいえ神戸牛を食べ、ルーマニア・ワインを飲んで1万2千円って・・・これまたお値打ちすぎ。

 http://genki.fortezza.co.jp/archives/51558970.html

 昨22日(木)には今里新地で、野球解説者の湯舟氏らを囲む新年会があった。

 主宰は同地でラウンジ「メジャーリ-グ」を経営する呉さん。

 年齢は僕の1つ先輩で、興国高校で清水さん(現・NOMOベースボール・チーム監督)、ノンプロのデュプロでは川口投手(広島ー巨人)らの球を受けていたキャッチャー。元・甲子園球児で、阪神の岡田前監督はじめとする同時代の球児や、先輩では「法政三羽ガラス」の富田さん、後輩では野茂なんかもこの店にやってくる。

 湯舟氏とは呉さんからの縁で、女房の選挙まで手伝ってもらったこともあるのだが・・・いつもながら抜群の気配り。解説者あるいはタレントとしての生存競争は多分、現役時代以上に熾烈ではないかと想像するのだが。いい仕事がどんどんやってくる理由は、つきあったことがある人ならすぐに分かろうというものだ。

 湯舟氏(左)のほかには、阪神の杉山(中の右前)・上園(右の女性隣)両投手が参加。

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  やっぱり体育系、そして今里新地はええわ。

 自分は学生時代に赤坂8丁目に住み、初めて作った会社が銀座3丁目。関西に来てからはバブルもあって、30前半から祇園や北新地(これまたいずれも自宅徒歩圏だった)にも週何回かは通ったが・・・結婚してからはほぼ卒業状態である。

 だけど、今里新地だけは別。

 さすがに神戸からだと年1-2回が限度だが・・・ここはほんと人がええもん。

 本場!の韓国料理を食べながら、久しぶりに死ぬほど笑った。

 

 で、明日はこれまた久しぶりに区の各校PTA関係者の集まりがある。

 昨年までともに頑張って(飲んで)きたメンバーの1人が、何とあの雅子さんから勲章???をもらったということで、それにかこつけて半年ぶりくらいにメンバーが集まるのだ。

 いやはや・・・朝の5時とかまで飲んでたのも、まだたった1年前のことなんだなあ(笑)。

 区の代表校、市の副会長校ってことで、PTAにはほんと時間とられたが、なんだかそういった仲間が地元にもいるっていいよね。

 場所は東灘区役所横の「たんたか」。

 主人のYさんは今も現役PTA会長で・・・なつかしい、PTAを引き受けるような”いい人”たちのたまり場である。

 もう1つ、週明けの楽しみは、10年前に韓国語を習っていた美人姉妹が大阪に来ていると突然、電話をくれたこと。

 もちろん、メシを食べる約束をしたのだが・・・「私たち、以前にも増して美人になってますから、びっくりしないで下さいよ」だって。

 どゆ意味なんかなあ?

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2009年1月21日 (水)

オバマvs麻生 - 彼我の格差に唖然

 昨夜、世界経済をドン底に落としいれた、かの国の大統領演説があった。

 オバマはまるで、混沌とした世界に降り立った「神」の如しであり・・・ちょっとシャーマニズムっぽすぎないか? あるいは 各論の政策はどうなの? といった疑問符もあるけれど・・・まあ、今の所はやはり「あれだけの戦いを勝ち抜いた人物」という感じであった。

 それに較べ・・・何だかわが国の総理大臣はホントに情けない。

 例えば、一昨日の毎日新聞には「未曾有の人気 麻生川柳」という記事を出されていた。

 入選作品(?)の中から抜粋しよう。

  バカヤロー 祖父は言ったが 孫言われ

  失言が 政策よりも 期待され

  くれるなら もらってやるけど 入れないよ

  三年後 あんたやってる つもりかい

  読み違い 漢字だけかな 麻生さん

  ふり仮名が なくても読めよ この空気

  口まげて 日程まげて へそまげて

  職くれず 総理の説教 聞く不運

  あなたこそ 何がしたいか 分からない

  ・・・てなことで、完全に弄ばれており。

 彼我の格差に唖然。

 最後に。

 そんなに長くもつはずがない、そして崩れる時は一瞬だとは想いつつ・・・私も一句

  No,he can’t  国力以上に リーダーの差

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2009年1月19日 (月)

雇用十題

 (その1)中谷巌氏の「懺悔」

 構造改革推進の論客で、小渕内閣の経済政策ブレーンでもあった中谷巌氏が、新年の「週刊朝日」で「懺悔」をしていた。

 今の資本主義は以前と違い「グローバル資本主義」である。「グローバル資本主義」では貧しい国で作られた生産物を消費するのは、生産国の人々ではなくて欧米や日本人である。また、企業の生産部門は賃金の安い国をめがけて転々と移動する。

 「グローバル資本主義」は世界経済を不安定化し、エリート層に都合のいい大衆支配や搾取のツールとなっており、「格差」は進展する。

 また、「グローバル」化した企業は常に環境基準が緩い国を求めて移動するから、環境問題が好転することもない。

 にもかかわらず・・・「改革」と称してこの方向に舵を切ったことを反省しなければいけない。

 そう言って、中谷氏は自らの「転向」を声高らかに宣言するのであった。

 (その2)グローバル価格

 だが。

 いかに中谷氏が「転向」しようとも、「グローバル資本主義」は別に滅びていく訳でも何でもない。「グローバル」な時代は今も続いているし、これからの基調もそうであろう。

 そういった大きな流れの中、「金融バブル」の崩壊はただ、企業や国の利益のうち「まぐれ」な部分の清算を意味するだけである。

 欧米人や日本人の所得が世界の人よりも高くて当然、なんて「まぐれ」も緩やかにではあろうが解消に向かい、やがては国籍とかは関係なく、個々人の技術やポジションに応じた「グローバル価格」ができあがるのであろう。

 とはいえ、そういったことの一方で。

 経済・雇用・仕事・収入などなどに関しては、逆境や不況感を受け入れていくことが前提だが。

 少々の高みに立ってよく見れば・・・「結局のところ、対策としてはこんなこと以外ないのでは?」という方向が見え始めて来ているような感じもある。

 「国のせい」「アメリカのせい」「企業のせい」「教育のせい」等々の・・・言い訳はいくらでもできるが、そろそろ皆で一定の方向を見据え、複合的に事態を緩和していくことが望まれるのではないだろうか?

 

 (その3)セーフティ・ネット

 経済・雇用・仕事・収入などなどに関し。

 まず第1の課題は、「セーフティ・ネット」をどう確保するか? というものである。

 日比谷公園の「年越し派遣村」が大きな話題を呼んだが、従来との大きな違いは、自らがホームレスになる可能性がこんなにも身近に感じられる社会になったことである。

 そういった社会が、資本主義の発達や「改革」のあげくの果てにできたものであることも、注意していくべき点である。

 全ての国民の基本的生活を、いわゆる行政の福祉政策だけで守るのは無理。

 「企業の社会的責任に関わる法整備」(例:派遣契約を一方的に解除した場合にも○ヶ月間は寮への居住権は残る)や、「労働力の再配分に関わる国策」(例:都会から故郷・限界集落等への帰農促進)が必要であろう。

 

 (その4)低コスト社会

 関連し、長期的視点で目指すものとして、「低コスト社会の実現」がある。

 日本社会の最もよくない点は、生活コストが高すぎること。

 その一方では、リタイヤ世代、主婦、フリーターなど「時間がある人」が一杯いる。

 「ボランティア貯金」等を通し、地域内で無償サービスを交換していくような方向を積極的に促進していくべきではないかと思う。

 

 (その5)誰の消費を、どう促進するか?

 次に、課題の第2は低調な消費をどう上向きにするか? というものである。

 定額給付金のようなバラマキは最低の政策であり、2兆円なら2兆円はまとめて使うべきであって・・・民主党案や「いっそ地方に任せろ」という橋下発言は正しい。

 だけど、2兆円で何をするか?については、もう少しマーケティング的な視点を交え、「誰の」消費を促進するのか、またその経済効果はどのくらい? みたいな話を考えていく必要があるように思う。

 例えば、30代の夫婦に、これから家を建てたりして盛大に消費することを期待するなら、どんな政策が必要か? 税制面以外に、高校・大学を無料化するなどの方法で、将来の教育費を削減してあげることなども有効かも知れない。

 

 (その6)定額給付金にまつわる「国民運動」

 ちょっとブレイク。

 定額給付金が出たなら出たでどうするか?

 「爆笑問題」が年末の週刊ポストで、「1万2千円もらったら、国民みんなで麻生さんいきつけのホテルのバーで消費しよう」と言っていた。

 ・・・大爆笑。

 昨日、自民党を飛び出た渡辺Jr、元・官僚の江田さん、あとは正体不明の本屋さんなぞが記者会見していたが。

 「国民運動」として、本気で呼びかけて見ればいかがだろうか?

 (その7)緑の公共事業

 続く第3の課題は、これまでにあった就業機会をどう維持していくか? といった問題だろう。

 ピラミッドを作って壊すだけでも有効需要は創出できる、と行ったのはかのJ.M・ケインズだが、例えば一定量の公共事業は、就労機会を確保するという意味でも必要である。

 だがここで、どうせやるなら、アンチ・グローバル資本主義的観点からも・・・地球環境問題などいくつかのテーマに関わるものがいい。

 緑の公共事業・・・多少のムダがあるとしても、この分野ならやりすぎることもないし、救いもある。

 一例は、全国の学校の校庭を全て芝生化していくことである。PTAや地域が協力すれば、1件数百万もあれば一気にできるはずだし、一次産業の振興にもなる。

 学校(文科省)、公共事業(国交省)、地球環境(環境省)、芝生産業(農林水産省)といった縦割り行政に横串を刺すといった意味でも、大きな意義があるように思う。

 (その8)ワーク・シェアリング

 さて、そんなこんなの中、先週末、経団連と連合が「雇用安定・創出に向けた労使共同宣言」を出した。

 経団連会長の口から「ワーク・シェアリング」が持ち出されるなど、ちょっと前では考えられなかったことである。

 例えば週休2日を3日に増やせば、5人で1人の雇用が創出できる。

 のだが・・・問題はそれに伴う、給料の下げ幅。

 労働時間が20%減るとしても、収入源は20%というのはキツイだろう。従って、1000万円以上なら最大15%、1000万までは10%、500万以下は5%・・・みたいな感じで早めに一律の下限を決めておかないと、入口でつまづいてしまうことになる。

 よほどうまく詰めて行かないと、正社員からの反発でなるものもならなくなってしまったり、本来の意義から全く遠い形のものになったりするのではないかと危惧する。

 (その9)もうかっている企業もある!

 上の例で言う5-15%のギャップはどうやって埋めていくのか?

 ・・・労働側が痛みを取るなら、当然、企業や資本の側もそれを分け合わないと駄目である。

 特にわが国には、密かに儲かっている企業というものが存在している。「金融不安」の一方では、幸いにしてガソリン等の急騰は収まり。また、円高メリットを享受している企業だって少なくない。

 原料安や円高の影響を受た中部電力が非正社員の正社員化に踏み切ったというニュースが出ていたが、そういった企業群こそが「雇用の安定と創出」への貢献を果たさないと、消費不況がますます本格化するというものであろう。

 以外にも、つい1年ちょっと前まで「史上最高益」とか言って威張ってた企業は少なくなかった。そういった企業には莫大な内部留保がある。

 例えばトヨタの内部留保は13・9兆円とか。そういった大企業が真っ先に雇用カットをするのは、社会的責任の無視というものである。

 加えて言えば、本当は「まぐれ」だったのかも知れないこの間の「好況期」について、経営陣の多くは本当に自分の手腕だと思っているのであろうか?

 大手の役員給与は00年から2・3倍に、株主配当は03年から07年で倍増の12兆円になっている。ある電力系企業のトップは一介のサラリーマンであるにもかかわらず、10億円もの退職金として受け取った・・・といった「萎える」噂話すらある。

 (その10)老いていく、団塊世代

 中谷巌氏の新著「資本主義はなぜ自滅したのか」によれば、氏に「ある種の疑念が生まれてきた」のは今世紀になってからだという。

 「新自由主義やグローバル資本主義はアメリカという特異な国で一神教を思想的基盤として生まれ、育まれたもので、歴史的・文化的基盤を異にする他国で国民を幸せにするとは限らない。それとは対照的に、氏が最近訪れたキューバやブータンでは、物質的には貧しくても人々が安心して心安らかに暮らしている。日本もかってはそうだった」

 ・・・かくして氏は「日本古来のよき伝統を回復するためにも、アメリカ型の市場原理主義から脱却すべき」と説くのであった。

 そういったご説自体は間違っていないが・・・気づく人は何年、何十年前からそれに近いことは分かってたって(笑)。

 若き日を「タイ・カンボジア国境」や「バングラデッシュ」で暮らし、中年になってからも「キューバ」や「ウガンダ」を旅したことがある私なぞもその1人で・・・何で今頃、声高に「新発見した!」みたいな言い方するの? と、感じてしまうのだが。

 まあ、こういった人ですら「転向」するようになったことに1つの時代性というものがあるんだろうな。

 この人は一体、賢明なのか馬鹿なのか? 少なくともあまり敏感な人ではないことは確かだが、若き日からの活動を知る者からすれば「一気に老いた」(笑)という感じかも知れない。

 もしそうなら・・・爺さんの説教はもういいよ。

 これからの日本はこうやって、よくも悪くも団塊+戦前世代の大先輩方の「老い」や「自己満足」、あるいは「先祖帰り」みたいな話につき合わされ、振り回され続けることになるんだろうな。

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2009年1月14日 (水)

やりきりシート

 女房はいつも4時半起き。「女の意地」で朝食と弁当を作り、あと週に1-2回は夕食を作っている。それだけかよ・・・と言う人もいるかも知れないが、事態が事態だけに、それでもまあようやるわなといった感じである。

 「戦時シフト」の家事運営としては、僕の仕事の都合(残業・出張・飲み)を見ながら、週の半分は姫路の両親が交代で手伝いに来てくれている。

 僕も当然、家のことはやる。だが「男の意地」として、メシ作りとアイロンかけはやりたくない。だからわが家は、週2回は外食、もしくはできあい系である。栄養バランスを考え、外食のうち3回に1度は飲み屋に連れて行くことにしているが(笑)。

 まあ、そんな状態なので、子どもたちとて「お客さん」状態ではすまない。

 数が多いということは、個々の生活をいちいち口やかましく管理していたらキリがない反面、「戦力化」していけば結構、それなりのことができるということでもある。

 と、いうことで・・・5年ぶりくらいに「やりきりシート」を復活させることにした。

 「ノルマ表」を貼り出し、それぞれがやるべき手伝い内容などを明記。きちんと達成できた項目に○をつけ、その数に応じて小遣いがもらえるという「ゲーム」である。

 上の子たちには多少の小遣いが必要になってきているので、どうせくれてやるなら、みたいな所もある。

 ちなみに今回、中1女子(2番目)は○1つにつき40円である。ノルマは「宿題」「塾」「洗濯物の片付け(含・アイロン:笑)」「電気消しの確認」「朝夕の歯磨き」である。完璧にやりきれば、これだけで月5千円くらいにはなる。

 小4男子(3番目)は「宿題」「習い事」(野球・水泳・合気道・体操・塾)「食器洗い」「バットふり」に「歯磨き」(○1つにつき30円)。

 4番目の年長は「けいさん・カタカナのれんしゅう」「ならいごと」(水泳・ラグビー・空手・将棋)「はみがき」に、週1回の「はなのみずやり」「ふろそうじ」「トイレそうじ」(同20円)。

 4歳の5番目は「ひらがな」「かばんのじゅんび」「みなのくつそろえ」「はみがき」(同10円)といった具合である。

 下2人は今回「初参戦」だが、チビとはいえその力、侮るべからず。

 たったこれだけのことで、「靴そろえろー」と大声でわめく必要も、「休みの日に便器掃除かよ!」と嘆く必要もなくなった。

 気づいた時や思いつきで怒ったり指示したりするのではなく、「やって欲しいことはコレだけ」ということを明示し、それを繰り返していく方が、基礎的な生活習慣づくりにはいい。

 例えば、瞬間瞬間に生きている小さな子どもに毎回、靴をそろえさせることは至難の業だ。だが、「自分が手伝うのは何と何で、その1つは靴そろえ」という感じで意識させれば、子ども的にもとても分かりやすいようなのである。

 毎日きちんとお勤めを果たし○をつけていかなければ、小遣いがもらえなくなる。そんな厳しい現実(?)を通して積み重ね、自己責任、労働の価値、成果獲得・・・等々、それなりに色んなことも学んでいく。

 振り返れば、1番目が小学6年生の頃には、料理好きな彼に週1回の食事当番まで割り振っていたものだ。

 メシがまずいと帰る気がしなくなるし、「戦い」には心身ともの健康が大事なので、当分はそこまで望まないが・・・落ち着いた暁には、全員に夕食を週1回ずつ割り振ることが理想である。

 (自分は断じて作らない:笑)

 ともあれ今の所・・・「やりきりシート」はとてもうまく行っている。

 とりあえず、特に忙しいお母さんのいるご家庭にお薦めしておく。

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2009年1月 5日 (月)

箱根駅伝反省会 - 「選手繰り」を中心に

 今年の箱根駅伝。

 自分的には各校の「選手繰り」がこれまで以上にとても興味深かった。

 故障者が出、なかなかベストメンバーが組めないのが、この競技の常。そういう意味では今年も、どの大学にもエントリー(12月9日?)→オーダー提出(同29日)→本番(1月2.3日)といった過程で、いくつかの誤算やアクシデントがあった。

 では、各校は一体、誰に何があってそういう「選手繰り」になったのか。

 聞いた話もまじえ、想像してみたいと思う。

 まず、優勝を逃した早稲田だが。

 結果論としては、6区(加藤君)、7区(八木君)、9区(朝日君)が前半からあんなに飛ばさず、もう少し落ち着いて走れば、どこかで41秒差を再度ひっくり返すことができたはず・・・という見方がある。が、これについては皆、最後はそれなりにまとめているので、暴走とはいえないし、またそうせざるを得ない状況があったと見るべきだろう。

 その大きな要因はチーム編成、さらにはそれに至った寸前のチーム事情にある。

 例えば、竹澤君・三田君の3・4区起用には、1・2区の矢澤君・尾崎君の好走に続き区間新を出したりしたこともあり、ほとんどの人が大成功と思っただろう。だが、あえて言えば、それは恐らく、本来のチーム構想とはだいぶ違うものだったはずである。

 もちろん、故障明けの竹澤君(将来が嘱望される五輪選手)に負担が大きい2区を走らせるべきだった、とは思わない。が、早稲田にとっての理想のオーダーは当然、彼が2区。なぜなら、そうすることにより(序盤で優位を築くことができるだけでなく)最終2区間に尾崎君(今回2区)と高原君(前回2区)の大駒2枚を残すことができるからである。

 で、もしうまく終盤にそんなオーダーが実現していたなら、今回の6・7区も「何としても自分の区間で・・・」というふうに気負うことなく、後ろを走る選手を信頼しつつ役割を果たす、理想に近い駅伝ができたに違いない。

 一方、全日本大学駅伝で3番目に長い距離を走った三田君が今回、最短の4区にエントリーされたのは、恐らくは25日に引いたと伝えられる八木君の風邪の影響だろう。調整の失敗は責められても仕方ないが、本番寸前には身体を絞りきった状態になるため、こういったアクシデントが起こりがちだというのも事実である。

 本来構想は多分、八木君が4区。そして三田君は復路の8区か、竹澤君が走った3区あたりだったのではないだろうか。

 つまり、最もスピードがあり全日本でも最短距離の3区を経験している八木君を4区に固定し、3・7・8区を三田君と今回の9・10区を走った朝日君・三戸君で分けて、最後を高原・尾崎と繋ぐのが早稲田にとっての「必勝オーダー」だったように想う。

 だが、回復期間を考慮し、八木君は復路へ。他の4区要員としては昨年同区の中島君(8区)や三戸君(10区)も考えられたのだろうが・・・エントリー直前になって、今度は高原君に何らかのアクシデントが発生してしまった。

 結局、4区は(ちょっともったいないが)三田君で往路優勝から取りに行く布陣。で、最終2区は4年生に託すこととし、夏以降の不調で11番目の選手ではあったが、山登りの練習もしていた中島君が8区を走るという「選手繰り」になったのではないだろうか。

 要するに早稲田の復路は高原君の不在、あるいは三田君の往路投入があって、オフェンス区間が6・7区だけとなり、このことが選手に力みを与えてしまった。と同時に、優勝した東洋大学には「自分のレース」に徹することができるだけの余裕が生まれた。

 限られたメンバーが大量得点を稼がざるを得ない時に起こりがちなプレッシャーを「オフェンス・プレッシャー」と呼ぶなら、急追し見せ場を作った早稲田の3・4・6・7・9区はまさにそれゆえの行為だったが。結果的には前の2つはそれをうまく克服したものの、後ろの3つについては、そうは問屋がおろしてくれなかった。

 そういった点につき、「監督が若いから」と苦言を呈する人もいたようだが、その賭けが(2勝3敗ではなく)3勝2敗になっていた可能性だってあり、そうすれば多分、優勝できていたはずなので・・・そのあたりはほんと、何とも言えない所である。

 

 次に。

 優勝候補筆頭でありながら、13位に沈んだ駒沢大学には一体、何が起こったのだろうか?

 仏教系大学だからでもないのだろうが、12月29日の選手エントリーの段階から、何となく「変」(笑)だった。

 駒沢は1区・3区・4区に駅伝未経験メンバーを登録した。スピードランナーの星君・高林君が上り坂でのスタミナを要求される5区と8区。そうかと思えば、エースの深津君と主将の池田君、さらには6・10区が有力視された藤山君・太田君がなぜか補欠登録されていたのだ。

 エントリー直前の、エース・深津君に起きたアクシデントの影響だが。「深津が出られないかも知れない」という話だけでは、なぜレギュラーすれすれの3選手を往路登録し、藤山君や太田君までを補欠登録する必要があったのかが、うまく説明できない。

 駒沢ド素人の想像ではあるが・・・もしかすると、本来の駒沢構想は「往路の2区・5区に宇賀地君と深津君を投入し、その代わりに1・3・4区のうち2区間を8-10番手の選手で繋ぐ」というものだったのかも知れない。

 駒沢は7-8番目までは一線級だが、あとは無名軍団だ。では、その残りの2-3人をどこに配置するか。

 エントリー段階で竹澤君が2区に来ないなら、1区は多少遅れても2区の宇賀地君で取り戻せる。だが3区には多少いい選手を配した方がいい。逆に2区に来るなら、できるだけ先行しておかなければ、後は離されていくだけになる。そこで星君を1・3区のいずれかに配し、弱い選手を2枚使いながら、あわよくば今回の東洋のように5区・深津でガバっと取り戻す、というハラだったのだと想う。

 だがこの目論みは、エントリー寸前に暗転した。最大の「オフェンス」候補の深津君を5区に起用するのが無理になり・・・代わりに星君を5区登録。星君に何かあった時の控えとして、太田君あたりも補欠登録せざるをえなくなった。このことにより、10番手の4区走者を固定。さらに、1区を強い選手で手堅くいくだけの余裕がなくなり、星君とともに1・3区いずれかの候補だった末松君を登録時からここに固定、というバクチを打つハメになってしまった。

 恐らく以外にも不調者や故障者(多分、7区を走った我妻君=順当なら3・4区に配置 や 全日本5区の井上君=同4・7区あたり?)がいたのだろう・・・そうとでも考えなければ、前哨戦でスターターに起用し続けてきた星君が何で5区なの? なんて話も含め、色んなことの整合性がつかない。

 結局、駒沢の往路は「万一しのぎ切れれば最終勝機はあるが、実際にはこれといったオフェンス区間がない」という感じの編成になってしまった。

 復路の「選手繰り」では、当然ながら「深津君が走れる場合」と「そうでない場合」の両方に備えなければいけなくなり。

 固定メンバーは8区の高林君のみ。深津君が走れる区間として9区・7区以外に(最後の最後の「でも・しか」で?)6区を想定し、藤山君までを平地起用ぶくみで補欠に回した。9区を走った池田主将は深津君が5区なら9区、9区なら7区か3区に起用されていた選手である。

 だが結局、深津君は走れなかった。そして、駒沢は結局、表向きだけで言えば、1・3・4区での出遅れが致命傷となり、シード線上にすら浮上して来ることがなかった。

 後手後手に回る展開の中、「オフェンス・プレッシャー」は力がある全ての選手にかかった。で、ブレーキを起こす選手、力を出し切れない選手が続発した。目立たないところでは、2区のエース区間を走った宇賀地君。実力的には尾崎君(早稲田)とは1分近い差があると思われたが、わずか14秒上回っただけだった。指摘する人はあまりいないが、序盤でのこのつまづきは、今回の駒沢の大失敗を招いた痛恨のエラーの1つだったように思う。 

 つまり。駒沢はいつもになく「選手繰り」が悪かったし、「オフェンス・プレッシャー」をはね返せる人材もあまりいなかったということになる。

 さて。

 では、優勝した東洋大学には誤算はなかったのだろうか?

 こことて、「選手繰り」にはそれなりの苦労をしている。

 双子の大西兄弟がいずれも故障。下級生の時に竹澤君といい勝負をしていた市川君(今回補欠)もとうとう不調から完全復帰できなかった。

 本来は2区を走るはずの大西弟が3区に回った事情は早稲田と同じ。だが、主将であり、例年6区を努めてきた兄は当日の朝、非情のメンバー変更をくらった。

 この6区の采配についても、あまり言われていないことを言おう。

 変更した選手が大差をつけられると思われていた加藤君(昨年区間賞)と好勝負を演じたことにより、新聞紙上では「抜擢成功」という扱いになっているけれど・・・実際には彼の成績は区間12位に過ぎなかった。凡走である。少なくとも優勝チームにあって、勝利を決めた好走とは絶対に言えない内容であり。もし加藤君が腹痛を起こさず本調子だったなら、全く逆の評価になっておかしくない「選手繰り」だったと思う。 

 とはいえ、東洋の選手は5区の柏原君をのぞき、実に淡々と自分の仕事をこなした。

 そもそも「オフェンス」と呼べる区間は柏原君の所だけしかなかったのだが(笑)・・・彼を含めて10人全員に、よくも悪くも「オフェンス・プレッシャ-」がなかった。

 部員の不祥事で出場自体が危ぶまれていたのだから、無欲の立場しかなった、みたいなことも言えた。

 ちなみに、以下が各区間ごとの早稲田vs東洋、駒沢の「星取表」である。

 対・東洋 1区○ 2区○ 3区○ 4区○ 5区● 6区○ 7区● 8区● 9区● 10区○

 対・駒沢 1区○ 2区● 3区○ 4区○ 5区● 6区○ 7区○ 8区● 9区● 10区○

 東洋とは1-4区まで4連勝したものを5区のたった1人でひっくり返され、往路優勝を持っていかれた。また、両校ともに6勝4敗であるにもかかわらず、東洋は優勝で、駒沢は13位・・・であった。

 これらの点を見ても、いかに東洋の5区・柏原君の活躍が突出したものであったかが分かる。

 東洋と早稲田の最終差は41秒だが、ここで5分近くもやられてしまったのだから、まさに開いた口が塞がらない・・・たった1人の1年生に負けたとは言いたくないが、実際にはまさにその通りであった。

 早稲田の5区・三輪君は設定どうりでよくやったが、柏原君には何とあと3年もある(大汗)。有力若手ランナーの台頭は嬉しいが・・・5分ハンデというのはデカすぎ。これからはスタミナや適性以上にランナーとして一線級の素材をここにつぎ込まないと、なかなか勝てなくなっていくのだろうなと思った。

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