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2008年12月16日 (火)

「日本人最強」チーム

 21日の全国高校駅伝(男子)を予想してみる。

 ①佐久長聖(長野)、②西脇工(兵庫)、③仙台育英(宮城)、④埼玉栄(埼玉)、⑤世羅(広島)、⑥青森山田(青森)

 地元の西脇工とあわせ、今年ばかりは佐久長聖の初優勝を応援したい。

 佐久長聖はここ十年くらい毎年のように入賞し、昨年に至っては仙台育英と同タイムで準優勝。監督は東海大学からダイエーに進んだ両角速氏で、書き物を読む限り高校指導者としては出色で独創的なトレーニング理論の持ち主のようだ。

 それだけではなく。赴任当時に自ら校内の土手を切り開いてクロスカントリーコースを造ったり、ダイエーの廃部に伴い教職に転じた自らの夢を選手たちに託し、同校のユニフォームは「かつてのダイエーとうり2つ」・・・といったように、「理と情熱の人」としてのエピソードの持ち主らしい。

 その、佐久長聖のレギュラーの5000メートル平均は何と、14分03秒! である。

 対抗馬と目される仙台育英は14分23秒、西脇工は14分20秒であり、これらは「普通の」超・高校級チームだが、5キロにつき120mくらいずつ引き離されていく計算だ。

 そのすさまじさは、箱根駅伝出場チームでこれ以上の平均記録を持つのが、早大(13分56秒)、駒沢大(13分58秒)、日大(14分03秒)の何と3チームしかないことでも分かる。10人(箱根)と7人(高校駅伝)の差、あるいは力点を置く距離の違いはあるが・・・もし仮に一緒に都大路を駈ければ、かなりの大学が高校チームに負かされてしまうということになるのだ。

 しかも、驚くべきことに佐久では6番手までの選手が14分10秒を切っている。14分10秒て・・・分からんでしょうが、速いよ! 1000m3分(1500=4分30秒)ペースで5キロ走れれば高校生なら一流だけど、それが2分50秒(4分15秒)だからね。

 14分10秒以内の日本人高校生は今季全国で18名いるが、うち3分の1が佐久の選手。対抗馬と目される仙台育英からは(外国人留学生ふくみ)2名、西脇工からは1名がこのライン内に名をとどめるのみである。

 言い換えれば、佐久で3キロの最短区間を走るランナーが、仙台や西脇に行けば、2・3番目に長い8キロ区間を走る「準エース」ということになる。

 さて、10年以上前から、よくも悪くも高校駅伝には「留学生旋風」が吹き荒れてきた。

 仙台育英出身のワンジルが北京五輪で金メダルを取ったことでも分かるように、その多くが相当な好素材(ケニアのジュニア・チャンピオン・クラス)である。

 素質に加え、高地順化(=長く日本にいるとこれが薄れ「普通の選手」になる:笑)、年齢不詳(?)などの問題もあり、日本人高校生に太刀打ちできる訳がない。

 上記6チームの中では、仙台、世羅、青森山田の3チームに強力留学生がいる。

 「併せて」と言うか「そんな風潮に対抗して」というか。

 「陸上で身を立てたい」と願う中学生が国内留学するようなケース、あるいは国内のスカウト合戦も顕著になってきた。

 現3年生の入学時ではTOPの子が福岡から仙台育英に入った。仙台育英に至ってはチーム内に宮城の中学出身者が一人もいない年すらあったくらいである。

 そして、2番目が静岡から西脇工へ。西脇もいつしかそういった風潮に「参戦」したのだろう。そう遠くない京都の北部からも有力選手が兄弟で入学し、今回のレギュラーは兵庫4・京都2・静岡1となっている。

 佐久長聖もどうやら、その例外ではないようだ。

 事情通によれば、やはりレギュラーの半数が国内留学組とのことであった。

 ところで、当日のレース展開はというと。

 今回から留学生NGとなった「花の1区」では佐久のエース・村澤、有力2年生・田村のいる青森山田に西脇、世羅、小林などがくらいつく展開。

 2区で一旦佐久がトップ、西脇も上位に上がるも、留学生が登場する3区ではあっけなく「混成チーム」が逆転。

 折り返し順位は、仙台・世羅・青森・佐久・西脇の順で、ここから佐久の追撃が開始。

 4区終了時で世羅、青森をかわし、5区終盤か6区序盤で仙台を捉えて以後、独走・・・みたいな感じになるのだろう。

 「日本人チーム最高記録」の達成もまず確実である。

 もっとも、これからは最高記録も「留学生あり」(2時間1分台=仙台育英)、「国内留学生あり」(2時間2分台=佐久長聖)、「県内選手のみ」(2時間3分台=かつての西脇工)の3つくらいに分けなければいけなくなるのかも知れないけれど。

 西脇は6・7区で仙台に追いつけるかどうかに注目。

 現状3番手の女子・須磨学園(兵庫)がそれより上に行くには、故障者の復活が必要だろう。

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コメント

調べもせずにウソ書きすぎ。


佐久長聖の今年のレギュラーのうち、
村澤に次ぐ5000mのタイムを持つ2年生の大迫傑は中学は東京。
佐々木寛文は千葉出身
藤井翼は福岡出身

3人が国内留学で、地元が4人という点では西脇工業と同じ。

今年3年生の大住和も当初北海道から留学していたが、なじめずに1年の途中で北海道に転校した。

過去にも佐藤悠基だけでなく明治大学に行った松本昴大や2007年のアンカー堂本尚寛なども東京出身の陸上留学組。

両角速監督は県外中学生のスカウティングでも評価の高い監督。

投稿: NN | 2008年12月18日 (木) 07時37分

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