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2008年11月12日 (水)

「それだけ」じゃないだろ?

 更迭された田母神・前航空幕僚長が昨日の参考人招致で、とうとうと持論を繰り返した。

 新聞には「つい最近まで、実力組織を率いる”制服組トップ”だった人物が、公然と政府に異を唱える姿は、シビリアンコントロール(文民統制)の危機を浮き彫りにした」、とある。

 しかし、麻生さんは相変わらず、全くのマイペースだ。

 「言論の自由はある。ただ、文民統制をやっている日本で、幕僚長というしかるべき立場にいる人の発言としては不適切。それだけ。」

 「それだけ」じゃないだろ?

 3つほど、あまり言われていないことを指摘しておきたい。

 その1。

 今回の発言は外国から見れば、「ドイツ軍の統率責任者が”ヒトラーの罪は濡れ衣”と発言した」ようなものである。

 従って、きちんと処分しないと、文民統制以上に外交上の大問題になる。 

 その2。

 喧嘩の収まらない具合や退職金への執着からして・・・この人はきっとB型である(笑)。

 その3。

 そういった思想以外の部分も含め、こんな人を国の命運を左右する要職につけてしまった任命者にこそ、超重大な責任がある。

 逮捕された元・防衛事務次官氏といい、どうやらこの省上層部の「闇?」「世間ずれ度?」「幼稚さ?」には談合やノーパンしゃぶしゃぶグループどもとは桁違いのものがありそうだ。

 しかしながら、幕僚長氏と同じような意見の持ち主は多分、国民の1割以上はいるのだろう。

 「タブー視」せず、決着をつける絶好の機会かも知れない。

 かくなる上は、年末の居酒屋を盛り上げてもらうためにも、氏に対し「せいぜい頑張って」「B型なら絶対に折れるな」という、エールを送っておきたいという気もする。

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2008年11月10日 (月)

恐慌と「大」恐慌

 株価が9000円台を回復した。

 主要国が相次いで景気対策を打ち出す中で、大統領選の結果にも関わらず下げたニューヨーク株式市場が持ち直し、国内的にもトヨタ・ショックなど各企業の業績悪化が懸念される一方、「過度な金融不安は後退している」といった安堵の声が上がり始めた。

 久々に、いい知らせではある。

 そもそも。

 今回の危機は1929年の大恐慌と、一体どこが違う(違った?)のだろうか。

 元・三菱総研常務の吹田尚一氏が簡潔にまとめておられたので紹介しよう。

 ①当時は金本位制であり、市場への資金供給が窮屈であった。

 ②当時、各国が自己防衛に走り、貿易障壁を設けたため世界貿易は3分の2も縮小した。また、一方的に資金を引き揚げたりもした。

 ③当時の7大国のGNPは32年にかけ20%減り、アメリカやドイツの失業率は25-6%にもなった。

 ④先進国の低迷を貿易でも資金面でも補う、発展途上国の成長がある。

 ①について今は、管理通貨制により資金供給上の制約は低い。

 ②③については今は、不況対策として金融緩和と財政出動が常識であり、中央銀行や政策当局による国際協調が資金面でも貿易面でも進展していることにより、30年代のような大災害は避けやすい。

 ④についても、例えば日本が低迷を脱出できたのは「中国特需」に乗ることができたからであった。

 しかし、そうは言っても、世界経済の今後がバラ色である訳ではない。

 自由主義を標榜しながら、国家資金を民間銀行に入れることを決意したのは、日本の経験からも学んだ措置であったが、もしこのような措置が採られていなければ、銀行は次々に破綻し、その連鎖的波及により世界の金融システムは大混乱に陥っていただろう。

 その意味では「金融恐慌は実際に起こった」のであり、「それをともかく事前に押さえ込んでいるのが今の状況である」と吹田氏は指摘する。

 確かに、世界経済の底割れはないのかも知れない。

 だが、バブルからの脱出がそう簡単なことではないのは、それに成功したと言われる日本が今だに巨額の財政赤字を抱え、利子はほとんどゼロで、賃金も上がらず・・・といった状態であることを見ても分かることだ。

 また、次の景気上昇の起爆剤となるものが全く見当たらないというのも事実だ。

 今さら先進国で「次のバブル」を起こすこともできず、先進国「群」の低迷を新興工業国(BRICs)「群」が補うことにもならない。

 先進国の経済成長率が低下すれば、輸入力は減少する。従って、発展途上国では輸出が減少し、成長率が低下する。

 また、先進国が発展途上国から資金を引き上げれば、発展途上国の株価が下落する。

 世界の成長率の7割は発展途上国にあるから、発展途上国の成長鈍化は世界経済を大きく押し下げ、それがまた先進国の輸出を減少させる。

 「恐慌」を何とか克服することができたとしても、こうしたスパイラルを経て、世界経済は低成長期へと入る・・・というか、まっとうな感じのものに戻って行くのだろう。 

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2008年11月 5日 (水)

どん詰まり

 (その1)小室哲哉逮捕

 大学・学部同期の出世頭、小室哲哉氏が詐欺で逮捕。

 そもそも吉本にマネジメント依頼した頃からおかしかったのだろうから、何年前?

 と、考えるとよく持った方かも。

 結局は、人生のダウンサイジングに失敗したってこと?

 

 (その2)橋下大阪府知事

 知事いわく「関空がダメなのは、伊丹ー成田便があるから」「東の人は成田、関西の人は関空を使うようにすべき」。

 いくら関空の経営がよくなっても、関西全体の効率が低下したらしょうがないと思うが。

 それに、成田に入れない航空会社が関空に来てるのだから、多くの場合、乗り入れてる便の行き先が違うでしょ。

 病的なケンカ好きに・・・かなり飽きて?疲れて?きてしまった。

 

 (その3)麻生総理

 4人家族1回きり6万円の給付と引き換えに、3年後に消費税増税。

 国民の生活改善や消費喚起を目指すなら、全く逆効果。

 経済政策として全く疑問であることは一目瞭然なので。

 結局は消費税増税を言い、財源論争に持ち込みたいという作戦なのだろう。

 

 (その4)マケイン

 そろそろ投票締め切りか?

 史上最低の大統領・ブッシュの後釜ってだけでも大変だったのに・・・金融不安のあおりやら何やらをまともに受けてしまった。

 開票はまだだが、すでにワンサイド濃厚。

 アラスカ州知事以外(?)、まるでなすすべもなかった選挙戦は、ブレーン&戦術に大問題あり。

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2008年11月 2日 (日)

全日本大学駅伝

 全日本大学駅伝、早大は王者・駒大に肉薄するも2位だった。

 今年の早大は1万mの自己ベスト27分台が1人(五輪代表)、28分台が2人(1年生・うち1人が中山Jr)、29分台前半が8人(うち1人が世界Jr代表)、以外に5千m13分台が2人(うち1人がユニバーシアード代表)で、今年の箱根の9・10区、今回の7区、山要員の2年生(高校駅伝の3区区間賞者)までの17人がレギュラーを争うという、空前の選手層を誇っている。

 各選手の自己記録など過去の実績だけで見ると、何とかギリギリで10人(今回の場合は8人)を揃えないといけない駒大よりも多分、だいぶ上を行っている。

 しかし・・・選手の調子が全然揃って来なかった。

 出雲駅伝では11位?と2年連続の失敗。自己記録はよくても、シーズン・ベストは必ずしもよくない。インカレ等の成績も芳しくなく、さらには学年ベスト6中4人が入学した1年生が、思うような結果を残せていない。

 テレビ局は素人だから「持ちタイム」だけを重視したり、あるいはただただ視聴率を獲たいが故に「本命・駒大、対抗・早大」と言ってくれていたけれど・・・玄人はほとんど誰も、上記のような理由でそんな予想はしていなかった。

 昨日の午後、全日本駅伝のオーダーが発表されると、その評価はさらに下がった。

 「エースが疲労骨折?」「1年生を1・4区の重要区間に配置」「自信喪失気味のもう1人の1年生エースは最短区間しか走れず」「駅伝初体験の4年生2名含め、一般入学組が半数」・・・監督バクチ打ちよった、と何をかくそうOB会の理事を拝命している私ですら思ったくらいだ。

 「うーん、5位プラスマイナス2番という感じか?」「コレで先頭争いできたら、ものすごい収穫だけど・・・」

 私と同学年で、松下政経塾時代には神奈川県都市対抗駅伝であいまみえたことがある、駒沢の大八木監督にいたっては「ライバルは山梨学院と第一工業大学(両校とも留学生が2名!走る)」と、早稲田なぞ眼中にないとでも言いたげだった。

 が、結果は最終区まで駒大と競り合い、2位。

 1年生がようやく持てる力を出したし、一般入学組の1・6・7・8区(教育学部3名・政経1名)がそれぞれ区間5・3・3・4位と完全に戦力化された。特に1区とアンカーがよくやった。3・6・7区も区間TOPと秒差。4区は区間6位だが上位3人はいずれも留学生。箱根でのライバルとなる駒大の主将と東洋大をおさえて、ここでTOPに立った。

 また、エースの怪我も言われているほどのものではなく、長く低迷していた3年生の準エースも繋ぎ区間とはいえ5区の区間賞を取った。

 ・・・収穫絶大。

 ってか、走った8人が8様の自信や成果を得られる試合なんてのは、ほんと珍しい。

 バクチでも何でもなく・・・監督はやはり、我々が推し量りようのない部分を、本当によく見てるわ。

 んなことで、あと2名と山が加わる箱根では、駒沢ほかとさらにいい勝負ができることだろう。

 期待させてもらうよ(笑)。

 むこうはこれがベスト・メンバーだろうが、こっちにはまだ上がある。

 さっき、日本シリーズ第2戦で巨人がラミレスのサヨナラホームランで勝ったのだが。

 今年の巨人の強さはラミレス・李・小笠原といった移籍組のスターと、阿部・上原・両・高橋らの生え抜き、そして鈴木・越智・坂本といった新戦力がうまく力を発揮し、かみ合っている点だ。

 1年生と一般入学組がこれだけ頑張ったんだから、早稲田駅伝でも、あとは上級生エリートの奮起を期待するのみである。

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