2019年1月16日 (水)

コツコツが勝つコツ

 12月14日からクリスマスにかけ、最後の大動脈瘤手術で10日間ほど入院した。

 今回はステントを入れるだけだったので、これまでに較べれば手術自体は大変なものではなく、これにて当方の大動脈はほぼ全て人工血管ということに相成った。

 入院しながらも国の予算関係の申請が4件(1件25枚として100枚!)。何省とは言わないが、1月11日締切分を幹事市町村→都道府県経由で(今どき)「郵送もしくは持ち込み」せよ、という。

 一見なんということもない指示のようだが、1月11日に「郵送もしくは持ち込み」でしかも二段階の自治体を通して出せということは・・・(カレンダーでご確認いただきたいのだが)都道府県への提出締切は1月4日や7日、市町村へのそれは年末仕事納めの12月28日までということにならざるを得ず。

 お上意識に腹を立てつつ、結果的には多くの関係者にクリスマス前後、徹夜同然の作業をお願いすることになってしまった。

 で、ようやく一段落ついたのが大晦日。

 久しぶりに腰落ちつけて紅白を観た。

 一番印象的だったのは、和田アキ子なきあとの歌唱力・ラス前枠をつとめたミーシャ。紳助なき後を今田や千原ジュニアがカバーしているのとは異なり「断然こっちの方がええやん!」と感じた人が多かったのではないかと思う。

 一方では「引退」した北島三郎や60歳を超えた桑田やユーミンが、今さら紅白ではしゃぐにのは引き際や人生終盤の闘いとしては何だかな、という感じだった。

 元旦の朝にNHKで放映された「熊野古道 神秘の旅」(ナレーションは黒木華)は実によかった。

 何度も同じことを言うが「紀伊山地の霊場と参詣道」の神髄は「神道・仏教・修験道の聖地が共存し、それらが古道によって結ばれ、現在も活動中である」点にある。ご利益は「蘇り」。これを平成が終わる新年にかけたのだろうが・・・同番組はそうした情報(日本人なら知っておくべき常識)を総括りにした力作で、NHKなかなかやるね!という感じだった。

 ついでに言えば、熊野は「男女・貧富・貴賤など問わず全ての人を受け入れてきた場所」でもある。続く番組の女性司会にはわざわざ「ベッキー」が起用されており・・・朝ドラ→有働アナの感想コメント で培われた「新技術」が完全に共有化されていることにも思わずニヤリとした。

 2日3日はもちろん箱根駅伝。

 当方の中学後輩が2名(中大2区と東海大6区)、末っ子が通う陸上部の高校卒業生からも東海大3区・青学大4区・明大5区・中大の2区8区に出走した。

 例えば中大2区の堀尾選手の家族は3年間、神戸の学校で7時過ぎから始まる朝練に出すために毎朝5時に子どもを30分離れた姫路駅まで送り続けた。青学4区で今回は残念ながらブレーキとなった岩見君はさらに遠く姫路の北、中国山地の鶴居という駅から3年間、始発電車で神戸の朝練に通い続けたという。

 一人一人の選手のそんなドラマに思いをはせ、それぞれの関係者がどんな思いでテレビを見ているんだろうと思うと・・・かなり胸にキュンときた。

 試合の方は東海大強し。3年に大量入部したエリート「以外の」選手が頑張ったのがポイントだ。早稲田は故障明けの2区・太田君の出来がよくなかったが、同じく故障明けで大快走した青学3区、東洋4区とはほんと紙一重の違いだったことだろう(でも来年は、東海大にはかなわんが青学とはいい勝負するかもよ?)。

 入院中ふくめた読書では「野中広務回顧録」とジャレド・ダイヤモンドの「銃・病原菌・鉄」がよかった。

 タイトルはそんな年末年始の中、芸能人駅伝というB級番組に出ていた森脇健司の言葉。

 さんざん色んなものを見た数日間だったが・・・本当に人生を変える情報は意外な所に転がっているものかも知れない。

 中学3000m全国ランキング928位!の末っ子(ちなみに今回の箱根でメンバー入りしたのは352名=16名×22校)はついに自分にも座右の銘ができた、この言葉を励みに今年は一生懸命練習したい、と力づよく語った(笑)。

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2018年12月10日 (月)

GDPマイナス2.5%の衝撃

 ついにその時が近づきつつある・・・のかも?

 2018年7-9月のGDP

 年間換算マイナス2・5%

 これは当然円建てなのでドル建て、それも実行実質為替で見れば、日本のGDPは世界有数の下降線を辿っていることになる。

 ここから想定されるのは

・(東芝・神戸製鋼・三菱重工・KYBなどに続く)粉飾モノ続出

・タワーマンション価格の暴落

・地銀崩壊

・(いかにも勘定しやすい)消費税10%導入による消費のさらなる低迷

・東京五輪の負の遺産清算 等々

 三本の矢、地方創成などなど・・・アベノミクスは一体どこに行った???

 

 ここで一句

 龍馬くん 今で言うなら 竹中平蔵

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2018年11月20日 (火)

盛者必衰

 官憲が

 もりかけさつきの

 身代わりに

 ゴーンと鳴らす

 必衰の鐘

 それにしてもゴーン氏がマネージメント・アグリーメントでストック・オプションや株式配当の契約をできなかったのはなぜなのだろうか?

 100億近い収入を「もらいすぎ」とは言えるが、例えば孫正義や松下幸之助は堂々と桁数が違う金額を手にしている。

 トヨタの会長だって報酬は3億だが、でかいのは株式配当だ。

 外人社長には10億払い、自分は3億しかもらわない・・・という一見「謙譲の美徳」に見えるものこそが老舗の技か?

 それにしても日産や三菱自動車のこれからは大変だ。

 見かけで判断するのもどうかだが、今の社長で業績が上がるような感じが全くしない。

 「反乱軍?」に社内を一枚岩にできるかどうかがそもそも心配だし、それができたとしてもパワー面でのゴーン・ロスは深刻だろう。

 いずこへか・・・行っちゃえニッサン!

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2018年10月 2日 (火)

南北近畿の振興

南北近畿の振興

(下線:平成30年事業)                                                                                      

            

         

            

歴史街道2号         

(紀伊山地の霊場と参詣道) 

         
            

歴史街道3号

(北近畿・琵琶湖 食と歴史の回廊)          
1 地域整備・

  まちづくり・     ルート形成          

①歴史街道モデル事業

田辺市(本宮地区・口熊野地区)、橋本市、新宮市、那智勝浦町、高野町、紀の川大和街道地区、吉野町、橋本市、西熊野街道周辺地区(五條市、天川村、十津川村、野迫川村)、吉野町

外国語表示不足箇所調査 (熊野古道中辺路以外の各古道)          

①歴史街道モデル事業

大津市、甲賀市、近江八幡市、彦根市、南越前町(今庄地区・南条地区)、あわら市、永平寺町、北丹後地区、口丹後地区、豊岡市、朝来市、丹波市、篠山市、高槻市、乙訓八幡地区             

②日本風景街道「琵琶湖・中山道」

         
2 キーパーソンネットワーク           紀伊半島交流会議 (メンバー79人・MLのべ利用343回)           北近畿・琵琶湖食と歴史の回廊を作ろう会(メンバー95人・MLのべ利用438回)          
3 魅力整理           3つの聖地、4つの温泉、5つの古道、6つの温泉、7つのパワースポット           ツアーコース(5泊6日)の設定          
4 観光案内所等ネットワーク           33箇所           33箇所          
5 ツアー          

和歌山市(5月26日)     

大淀町(9月4日)             

高野山(10月31日)

中山道・草津・守山(4月7・15日)、

大津・京都(9月1日)

石山寺(10月15日)          
6 紙媒体           ①歴史の旅人春号(和歌山市)             

②歴史の旅人夏号(吉野)

③多言語ガイドブック等整備(高野)             

④全体パンフレット

①月刊歴史街道(京丹後:12月予定)             

②10言語へのQRコード入りMAP(道の駅・宿泊施設等に配布1000枚)

③全体パンフレット          
7 映像           旅の星(熊野本宮大社)             

②ABC歴史街道

(2015:高野)          
①全体プロモーション映像の制作             

②ABC歴史街道(2014小浜・

2015近江八幡・2017彦根)          
8 ネット系          

11言語HP

 http://kii-m-r.com/          

①11言語HP http://northkansai.com/             

②プロモーション映像IT広告(中京圏)

         
9 シンポ・ イベント・展示           ①三霊場シンポ(9月5日大阪:中止)             

②同・H30東京実施分を10言語に翻訳→HP化

③マドリッドでの熊野古道セミナー          
共同ブース出展

(万博鉄道まつり:3月予定)

         
10 メディアとの関係強化           メディア訪問(東京2回・名古屋1回:-2015)           メディア訪問(大阪1回・名古屋1回:-2015)          
   

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2018年10月 1日 (月)

お説教2題

 歴史街道推進協議会からの引退まであと半年となった。

 先日その全体会議があり、同協議会の活動と当方が以降本格的に関わる「世界遺産連携」の関係性について、プチ講演させていただいた。


 

 その際強調したことの1つは(一社)世界文化遺産地域連携会議の運営方針が「地域・官民連携組織でなければできない事業以外には”絶対に”手を出さない」こと、だという点である。

 歴史街道推進協議会では昨今、大多数の職員が小規模ツアーや企業研修といったいわば枝葉末節な事業に係っている。

 そうしたことは世界遺産連携でも簡単にやれる。

 が、「絶対に」やらない。

 そういうことに一生懸命になり「それでいい」「ここはそういうことをする組織だ」と思ってしまう関係者(特に外部からの出向者)が増えれば、肝心な活動への取り組みがどんどんいい加減なものになってしまうからである。

Photo

 因みに「地域・官民連携組織でなければできない事業」とは

1 ノウハウ交流(失敗事例を含む)

2 スケールメリットがでる事業

  ①全体(情報発信・要望活動など)

  ②部分(やりたい者だけでやる事業・近接遺産連携など)

  ③個別事例でのノウハウ開発→全体での再活用

3 役割分担型の事業(例:連続イベント・スタンプラリー)

 の、基本3種類しかないと私は思っている。

 

 

 数日後の今日。

 久しぶりに歴史街道事務局の局内会議に参加した。

 延々と数十名規模のイベント報告が続く姿に・・・正直呆れた。

 確かに、年間100本近くそうした事業を実施できるパワーはそれなりのものであり、少なくとも「仕事をしていないことにはならない」。

 が。

 問題はそうした活動に明確な目論見や中期展望のイメージがほとんどないことである。「展望がない活動を”ただ頑張ってます”というだけの組織なぞ必ず不要になる」と十分わかっているはずのプロパースタッフまでがそうした事業の中心にいる姿に・・・久々ブチ切れた。

 分かりやすい例をあげよう。「手間対効果」の問題である。以前なら、例えばテレビ番組が放送されており、毎日200万人くらいの視聴者がいた。また例えば、海外広報担当者の年間ノルマはフイルムコミッション的な事業含め「世界の最低3億人に情報を届けること」だったりもした。

 対して・・・30人のイベントを年間100回やった所で、実際には1年かけて3000人を相手にしたことにしかならないのである。

 ここでまず知って欲しいのは、同じようなことをやっているように見え、実際には工夫ひとつでそれなりの「展開イメージ」が見えてくるものがある点だ。

 例えば「関西を南北3つに分けた広域振興」の中で、私は近畿北部の「環状高速道路」各地に1000枚のQRコードMAPの貼付依頼をした。

 20枚ずつくらいを手に抱え、各地とのコミュニケーションも兼ねて何度も現地入りする、一見「超地道」な作業だったが・・・仮にそのうち3割のMAPが毎日新しい10人に見られる場所に掲出されれば、

 対象は 300枚×10名×365日で、相手は年間約100万人 となる。

 また、旅館・道の駅・観光施設等々に貼られたMAPのQRコードからは10言語の各地案内ができるようになっている。

 個別地域ではそこまでのインバウンド対応は全く困難。だからこそ我々のような連携組織の出番、である。 

 170301map

 一方。

 今の歴史街道事務局を見ていると、多くの人がイベント継続に忙殺され「忙しい忙しい」と言っている。

 しかし、毎年結局同じような所を懸命にぐるぐる回っているだけで、計画の完成に向け着実に進んでいる姿が全く見えない。

 外部からの支持を拡大したければ、半歩ずつでも年々前進している姿を関係者に示せなければいけないのは当然で・・・申し訳ないがこうした姿は大変愚かだと思う。

 対して、例えば北近畿の場合は今期、MAPに続いて「環状高速」を映像化した。

 下半期には中部圏の中高年・歴史・ドライブ・グルメ好きの方々をターゲットに、インターネット広告を計画中だ。

 例えばYahooの場合、露出単価は1件だいたい0・1円程度らしく、50万円だせばそうしたのべ500万人・・・までは眉唾としても、その何割かの特定ターゲットに一応の情報を届けることができる。

https://www.youtube.com/watch?v=TW2ChCATK_k

 なかなか共同歩調が取れない近江・若狭・丹後・但馬・丹波の面々には「中居君は中居君、木村君は木村君で頑張るのはいいけど、”SMAP”として一緒にやる方がいい時にはそうしんとあかんで。バラバラではインバウンドはもちろん、首都圏や中京圏対策もでけへんで」と言っている。

 他方、中央部でも東京での法隆寺管長講演、南部関係でも吉野・熊野・高野のTOPによるシンポジウムなど、一見すれば歴史街道スタッフがやっているのとよく似た感じの事業をやっている。

 が、これらの主目的はいずれもシンポ自体ではなく、その内容を東京五輪までに10言語のHPにすることである。

 法隆寺はわが国第一号の世界遺産だが、多くの人には「京都の奥に奈良があり、そのまた先のちょっと遠い寺」くらいにしか思われていない。どこに京都の寺と違った価値があるのかも一般にはロクに意識されていなければ、大阪(天王寺)からJRに20分乗れば法隆寺駅に着くこともあまり知られていない。

 紀伊山地の霊場と参詣道については以前にも書いたが「仏教・神道・修験道の聖地が共存し、古道で結ばれ今も活動している」ことがこの遺産の肝である。しかし3県20数市町村、4鉄道(JR東海・西、南海、近鉄)がバラバラに情報発信しているため、いつまでたっても(高野山や吉野の情報自体は届いたとしても)「なぜここが世界遺産なのか」が外国人は勿論、一般の日本人にも伝わらない。

 だからこそそこに切り込む。

 地元だけでは解決が難しい問題に気づき、何かできることはないかと思うこと。可能なら「自分たちにしかできない」具体的な手を打つことが大事で、そのためにはまず「プロとして」もう少しそれぞれの足と耳と頭を使わなければいけないと思う。

 同協議会ではプロパーが次々に60歳定年を迎えており、2年後には創業メンバーが(就業延長希望者のぞき)ゼロになる。

 もちろん自分自身も例外ではない。

 これ自体は望む所(笑)。

 老兵は基本去るべきだし、自己満足かも知れないが、冒頭MAPにあるような形で32年前に心の中にあった設計図はある程度実現できた。

 とは言うものの。

 このままでは・・・というか、組織文化をきちんとしたものに戻しそれを伝承しておかなければ、(出向してきた人らが)一生懸命漕げば漕ぐほど、舟は全く違う所に行ってしまうだろう。

 技術的には現状の「イベント屋さん文化」を元に戻さなければ周囲からの支持は1000%得られないものになるし、精神的には大多数派を占める出向者らが「自分の出向期間さえ組織継続できればいい」なぞと考えようものなら、組織は泥舟化する。

 そう断言できるのは 計画の背後に「空白の11年」以降の、負のスパイラル(信用低下→資金減少→活動縮小→さらなる信用低下→・・・)が存在しているからである。

http://idoido.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/post-817a.html

 てな訳で、あと半年。  簡単で前向きな言葉に言い換えれば、(エネルギーがない訳ではないのだから)各自のベクトルをきちんとまっとうな方向に向けることが必要だ。

 ・・・どんなに嫌がられようとも、これからも必要に応じ切れること辞さず!  と思っている昨今である。

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2018年9月27日 (木)

貴乃花と新潮45

 身を切って「言い分」を通した。
 が、敗色濃厚。

 貴乃花
 新潮45編集長

 これを
保守陣営一勝一敗(島国的バランス感覚)と取るか?
保身陣営二勝(劣化止まらぬ日本)と見るか?

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2018年7月25日 (水)

消える仕事

 2045年には人口知能が人間の知能を越える「技術的特異点(シンギュラリティ)」が来るという。

 オックスフォード大、マイケル・オズボーン教授の説だが、実際にはもっと早いのではないかという気もする。

 当然のことながら、将来的には消滅もしくは半減する仕事が色々出てくる。

 ちなみに 「あと10年で消える仕事」として挙げられていたのは、以下のようなもの。

 ・スポーツ審判員

 ・集金人

 ・レジ係

 ・測定技術士

 ・データ入力作業員

 ・不動産ブローカー

 ・ホテルの受付

 ・銀行の融資係

 

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2018年7月17日 (火)

大きなワイングラス

 アベノミクスではなぜトリクルダウンが起きないのか?
 週末の「初耳学」で林先生がシャンパンタワーを使って説明しており、大変わかりやすかった。
 ただ、その映像をできればもう一度見たいと思い「トリクルダウン」でググった所・・・パクリ先というか、彼のネタ元がすぐ分かった。
 偉いのは林先生ではなく、この図を作った人だ。
Photo_3
Photo_5 
 とは言え。
 林先生は「上のワイングラスが大きくなったのでトリクルダウンは起きない」といっただけで、そもそも「なぜ格差がそんなに拡大し、上のグラスはなぜそんなに大きくなったのか?」についてはコメントしていない。
 また・・・この図についても、1つ決定的に抜け落ちている視点がある。
 第一に、非正規雇用を助長した小泉改革に続き、格差社会を決定づけたのはアベノミクスの円安誘導だろう。
 「初耳学」と同じ日の朝のNHK討論で、藤井裕久さん(民主党政権で財務大臣)が言っていたとおり「自国通貨を弱くする政策は邪道」であり・・・まさに「アベコベノミクス」。
 円安になることの最大の享受者は大手の輸出産業と見るのが一般的だが、昨今の大企業はすでに大部分を海外生産しており、その意味ですでに円安メリット神話は崩れている。
 しかし、その新たな享受者がいる。
 筆頭は後でも述べる海外投資家である。
 一方で円安は当然、原材料を輸入する中小企業を圧迫する。日本企業の99%は中小零細企業。総所得の8割はそこからの給与となっている。大手中小問わず「正社員になれない人」が増える傍ら、円安により前にも増し苦しくなった多数派サラリーマンの給与は上がらず。
 他方では円安により、輸入食材などなどを購入する家計は一般的に苦しくなる。
 ある車会社の重役が「最近の若い子は車に乗らない。何かいい方法はないか?」と言っていたが、「乗らない」のではなく「乗れない」のであって・・・自分たちのような大手輸出会社含む社会構造への鈍感さたるやはなはだしい。
 第二に上のワイングラスが大きくなった最大の要因は、異次元緩和と株だと思う。
 中央銀行が発行通過量を調整すれば景気対策できると言ったのは、数十年前に流行ったマネタリストと呼ばれる人たち。しかし、以前にも書いたが、お金が国境を越え世界をかけめぐる現在では、ほとんどこの理論は通用しない。
 異次元緩和されたお金の行き先は株や外債。
 外国人投資家も円安のうちは日本株を買う。
 投資で大儲けする人々、また配当でそれなりに潤う人々もいるが、株など持たない大多数の庶民の生活はおきざりにされたままである。
 経済成長下のデフレはそんな感じで起こっているのであり。
 株が高い=景気がいいという神話もすでに実態がないものになっている。
 
 さてそんな中での日本の未来だが。
 恐らく、日銀や年金機構は今後も覚せい剤中毒者の如く、株を買い続けなければならないだろう。もし止めたら株暴落→連動し国債暴落→金利高騰(→インフレ)と続き、かくして日本経済は「デフレ脱却」??? 日銀マネーで日経EFTが大量に買われ、すでにいくつかの企業が実質的には国営企業化?されているという、笑えない噂もある。
 もう1つ、図で表されていない重要ポイントは「ワインボトルの中味の正体」である。
 よく言われる話だが・・・国の借金はすでに1000兆円超。つまりワインとして見えるもの相当部分は下から巻き上げたものではなく、税収で利息を払えなくなるほどの借金で買ったものだ。
 
 言い換えれば、ワインは図のように循環はしておらず、「個人なら自己破産」の状態で借金として供給されているという訳である。
 関係者の本音は「稼げるだけ稼いで、後は野となれ山となれ。だって他にいい方法ないじゃん」て感じ??? ・・・これまさに、バブルの頃にそっくりである。
 ついでに言えば、麻原の公開処刑前夜(西日本大豪雨さなか)の「赤坂自民亭」のことを、ほとんどのマスコミはスルーした。偶然かも知れないが、先の藤井元財務大臣の放送も、「邪道」発言の途中で突如終了したりしている。
 マスコミや司法がほぼ信頼できなくなっている今の状況は・・・第二次大戦前にも似てると言える。

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2018年7月 9日 (月)

色々あった一週間・・・だけど

 まさかなNEWSがてんこ盛りの一週間だった。

 (その1)ワールドカップ

 日本チームはよく頑張った。

 だけど・・・まさか2点差をあんなにあっさりひっくり返されるとは。

 イタリア紙は「あそこまで活躍していた2選手を終盤に交代させたことが敗因。監督の采配ミス」という分析だった。

 日本チームは確かによく頑張ったのだが・・・「ベスト16くらいで大騒ぎなんてどうよ?」とか含め、もっと色んな意見があっていい。

 (その2) 「潜伏キリシタン遺跡」の世界遺産登録

 皆が皆、禁教令にひれ伏す中で信仰を守った先人たち含め、関係各位の喜びいかばかりかと思っていた。

 だけどその矢先、大雨・台風がきて・・・琉球グスク今帰仁城跡(世界遺産)の石垣がまさかの崩壊。

 紀伊山地の霊場と参詣道に台風が来て熊野古道(世界遺産)が無茶苦茶になった際にも問題になったのだが・・・国の既存の支援策では十分に修復できない可能性もある(熊野古道の場合は「幅〇m以内は道路ではないから国交省は手出しできない」「文化庁の修復予算は200万円以上のものにしか使えない(=以外は地元のボランティアで維持)」など。

 国は世界遺産の数を「増やす」こと以上に、確実にまたできるだけ永続的にそれらを守って行ける仕組みづくりに注力すべきだ。

 

 (その3)西日本豪雨

 で、そんな話をしていたら・・・今度は西日本豪雨。

 お隣の神戸市灘区では山が崩れ、全国では200名近い人が犠牲になったものと思われる。

 当方自宅も山から30mなので・・・怖怖怖。

 子どもたちの期末テストも週明けまでまさかの延期。

 (その4)オウム真理教・麻原処刑

 EU諸国など、死刑制度廃止に踏み切る国が多数を占めるようになってきているご時世。

 メディアがそれをリアルタイム?で報道したことはあまりにも異質で残忍だった。

 だけど・・・首相と法務大臣、防衛大臣らが西日本豪雨のさなか、処刑前夜に笑顔のポア宴会をしていた事実が発覚。

  「国全体がオウム化している」というのは宮台氏の指摘だが。

 少なくとも霞が関・永田町特区は確かにオウム化してしまっている。

 ちなみに首相は翌日は二日酔い(15分会議し帰宅)。

 アウトやろこれは、さすがに。

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 (その5)文部科学局長子息の裏口入学

 何名かが指摘しているように、当方もこれは「氷山の一角」と見る。

 それにしても検察+法務省・・・リニア談合等の民間摘発→籠池長期拘留→籠池保釈→佐川不起訴→今回の摘発→オウムの大獄 と、この所「大活躍」。

 法務事務次官は「セットプレーの黒ちゃん」と呼ばれる人物で。

 首相批判封鎖のためのセットはもちろん籠池拘留と佐川不起訴。籠池保釈ももちろん佐川不起訴批判をかわすため。存在感や権力誇示ではリニアと籠池拘留。佐川不起訴を経てついた「検察不要」「民間いじめの悪代官」イメージを払拭するために、今回は文部科学局長を摘発。

 で、もりかけ終焉のためのまさかかつ渾身のセットプレーがオウム大量処分。

 息子を裏口入学させるための悪事が即刻厳罰なら、自身が昇進するために国会でウソをつき、文書改ざんを指示した佐川も当然有罪だろう。

 よほどの後ろ盾がないと、ここまでできる訳がない。

 だけど。

 麻原処刑にもしもう少し早い時期が選ばれていたとすれば、その後に千葉地震→高槻地震→西日本豪雨→二回目の千葉地震が連続していたことになり。

 ・・・麻原は第二の菅原道真に化けたか?

 (その6)タイの子どもたち

 そんな中の唯一の明るいNEWSが、洞窟で生存していたタイの子どもたち。

 チャンライ県には行ったことがあり、ラオス国境の町・メーサイでは両国人が時間制限つきで自由に行き来できる関門があったりするのだが。

 それにしてもこの子どもたちのたくましさやコーチの工夫はほんとすごい。

 だけど・・・これが日本なら、とっくに生きるのを諦めているか、ネット上が「そんな所にいくからだ」「コーチは責任とれ」「親はテレビになんか出てないでちゃんとしつけしろ」「迷惑かけたことを謝れ」といった話で溢れかえるだろう。

 辛坊さんも・・・タイに生まれればよかったのだ。

 日本では何を言っても全く説得力ないが・・・マイペンライ!

 (その7)歌丸師匠死去

 「笑点」。

 自分が小学生の頃からやっていたのを、今、45歳も年が離れた子どもが見ているのだから感慨深い。

 だけど。

 番組の転機、あるいは長寿化のきっかけとなったのは歌丸と、はるか以前にこの世を去った三遊亭小円遊との「罵りあい芸」と言われる。

 以降、同番組は出演者に「ボケ」「キザ」といったはっきりしたキャラづけをするようになり今日に至る。

 だけど・・・よく考えれば当時の小円遊はまだ40そこそこ。

 じいさんキャラの歌丸も当然若かった。

 そういえば三島由紀夫が亡くなったのも確か45歳だ。

 日本の重心がその後いかに高齢化し、今日に至るかがよく分かる。

 財務省の佐川・福田らに象徴される我らが世代はもちろん、亡くなる間際まで高座を務めようとした歌丸世代にも責任の一端はある。

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2018年6月26日 (火)

最近注目している二人

拉致問題を語るに▪▪▪蓮池兄の講演必見
https://youtu.be/-YAPUZe1VPI

共産党▪辰巳孝太郎議員大活躍
https://www.youtube.com/watch?v=W2DYRYWwjWQ
おまけに辰巳議員・・・走るのも速い‼

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